Neutral.y2 ／ ニュートラル | 日記 | 不眠の解消 　（神経回路を絶つ）

眠れない時と言うのは、日々のストレスや悩みをアレコレと考えてしまい思考が止められない状態、もしくは何も考えていないけど頭が冴えている状態のどちらかに当てはまる方が大半では無いかと思います。

考え事をしてしまって眠れない方は、考えない努力をされる事も多いのですが、考え事を止めようとしても、次から次へと色々な事が頭を過り、どうにも思考が止められないという方もおられるのではないでしょうか。

【考え事をするから眠れない】と言うことに間違いはないのですが、考え事してしまうことがそもそも神経が立っている状態でもありますので、神経が立っている為に、日頃に気になってる事が頭を過ってしまうという事でもあるのです。

考え事をするか否かに関係なく、神経が立っている（神経回路が活発に動いている）事が眠りを妨げている状態なのです。

日々の生活の中で神経を使う仕事をされていたり、悩み事を考える時間が多かったり
自分を律して気を張り詰める時間が長いと、脳は神経を使う事に癖がついてしまい、回路の断ち方が分からなくなる事があります。

その為、神経を張り詰める神経回路を断つ事が寝つきの悪さを解消する方法になります。
それはリラックスするという事でもあります。

リラクゼーション法として、下記のような方法をよく目にします。

〇ハーブなどの香りの良い飲み物を飲む
〇温めた牛乳を飲む
〇ゆったりとした音楽をかける
〇アロマやお香など、香りを焚く
〇暖かいお風呂に浸かる

色々なリラクゼーション法を試してみても全く効果が見られないという方もおられるだろうと思います。
上記のような方法は、ただそれをするだけで勝手に思考が切り替わり、リラックスできるという事ではなく、効果が出せるか否かの違いは、試しているものに意識が向けられたか否かの違いなのです。

例えば、お香を焚いても効果がなく、音楽をかけてみれば効果が出たという人は、良い香りを嗅ぐよりも音楽を聴く方が好きな方だったのだと思います。その為、お香を焚いても、その香りを楽しむ意識は沸き起こらなかった為に何の効果も表れず、でも音楽をかけてみれば、流れる音に耳を傾け、音色が与えてくれる心地良さを感じる事が出来たのだと思います。

香りを取り入れたなら、香りに意識をおいて、香りが与えてくれる心地良さを感じる。
暖かいものを取り入れたなら、その暖かさを感じ、体が温まる心地良さを感じる。
音楽なら、音色が与える心地良さを感じる。

感じるという感覚を使ってこそ、その効果が表れるものなのです。
神経が張りつめた方程、感じるという感覚的な思考が働きにくくなっていますので、試すだけで無意識の中で勝手に意識が切り替わるのを期待しても効果は上げにくいだろうと思います。
どのような方法を試しても効果が表れないと感じる方は、感じる事を意識してみて頂きたいと思います。

初めは落ち着かない感覚があるかもしれませんが、音や嗅覚・味覚・身体的感覚に意識を向けているうちに気づけば張りつめていた神経が少し和らぐようになると思います。

又、ベッドや布団に入って、なかなか寝付けないという時は、深い眠りに入った時のような、ゆっくりとした呼吸をしながら、なるべく何も考えないようにし、自分の呼吸音を聞き続けてみてください。
気付けば、眠りに入れているかもしれません。

止められない思考回路を止めるのも、張りつめた神経を和らげるのも、知的な思考回路を絶つことが必要不可欠ですので、それを絶つには感じるという感覚的な思考を使う事が最適です。

香りが好きな方、音楽が好きな方、人の好みは様々ですので、自分にとって感覚的思考を向けやすい方法を探してみてください。
一日も早く、心地いい眠りについて頂ける事を願っています。