Neutral.y2 ／ ニュートラル | 日記 | 心の【モヤモヤ】の解消法

心の中に何となく感じる【モヤモヤ】【ザワザワ】【イライラ】と言った感覚や、【ズーン（ドーン）】と感じる重み、【キューッ（ギューッ）】っと締め付けられる様な感覚など…

今回は、そう言った胸の奥に感じる【不快】な感覚の解消法をお伝えしたいと思います。

感じておられるモノがどの様な感覚でも方法は同じですので、以下では【不快感】の表現一つで書き進めて参ります。

以下にお伝えする解消法は、カウンセリングの中であれば、その方の心の動きにサポートをさせて頂き、その方の心の状態を測った上で行っていますので、老若男女問わず誰にでも上手く解消して頂ける簡単な方法なのですが、お一人で行って頂く場合は、心の準備が整っている方にとっては簡単であり、整っていない方には難しいと言った事が起こります。

【解消法に必要な心の状態】と言うのは、ご自身で認識（自覚）出来る範囲の事ではなく、無意識下の心の状態の事ですので、意識的に心の状態を整えて頂く事は出来ません。
その為、文章や言葉のみで方法をお伝えし、どの位の割合で成功して頂けるのかは未知数です。
心のタイミングを間違えば【無価値（無意味）】なモノに感じてしまわれるという可能性も大いにあります。
ですが、本来は全ての人が皆、心の無意識下で自然に行っている作業であり、心の動き【心理】に自然に任せた心の作業ですので、成功して頂けた方には、それを【実感】して頂けるでしょうし、文章のみであっても、伝え方次第で上手く解消して下さる方もおられるだろうと思い、ご紹介させて頂く事に致しました。

本来、自然に出来るはずの事が出来ない今の心の状態は、心の自然な働きに反した抵抗エネルギーが発生している状態です。
その為、その方の心が抵抗を止めて元の自然な状態に戻す準備をしてくれるか否かが一番難しい部分になります。
だからといって気合いを入れて頂く必要はなく、心の中の不必要な力を抜いて頂く事が自然な状態に戻すという事なので、何も気負わず読み進めて頂けたらと思います。

先ず、感じておられる【不快感】が何なのかをお話したいと思います。
文章を飛ばし読みされても問題なく成功して頂ける方もいらしゃると思いますが、そうでない方もおられ、貴方がそのどちらかは解りません。
微かな手応えも全く感じられなかった場合、貴方は二度と試そうという気になれないかもしれません。
せっかく試して下さる方には、本の少しでも【不快感】を和らげて頂く為にも、急がず・焦らず、読み進めて頂きたいと思います。
（ここからが解消へ向けて、心の準備が始まります）

人の心には潜在意識（認識出来ていない無自覚な領域）が存在します。
胸の奥に感じる【不快感】は、潜在意識にある想いを【気付いて欲しい】と心が訴えている症状です。

自分の心が感じている事を認識せずにいる事は、自分の心（潜在意識）を自分の心（健在意識）が無視している状態という事なのです。
心は一つなのに、その中で【必死で訴えている心】と、それを受取るまいと【必死で無視している心】があるのですから、心に負担が掛かるのは当然です。

心の動き（心理）を、より具体的に理解して頂けるよう、心を球体に例えて説明致しますので、イメージを形に想い浮かべながら読み進めてください。

心を球体に例えると、潜在意識は球体の中心部に存在し、その全体を健在意識（認識している領域）が覆っている様な感じです。
材質の違う二重構造の球体を作る時、先に外側を作って後から中心を作る事はできず、内側から作ります。
心も同じように、目の前に起こる出来事に対し、何かを感じ【想い】を抱くと言う活動を繰り返す中で、一番最初に【想い】を作る場所は心の中心部です。
心の中心部で何かを感じ取り、想いを抱いた際の刺激を、表面部にある健在意識が感じ取り（認識）、その認識した想いを元に、何かを考え行動しています。

心の中心部から表面部への伝達作業の際に、表面部が誤った認識してしまうといった事が起こる場合があります。
それは、貴方が表面部（健在意識）で認識した中でアレコレと思考を巡らせる中で築いてきた価値観や偏見（固定観念）等が、中心部（潜在意識）が伝える想いを歪めて受け取る原因になる事があるのです。
そして貴方が誤認に気が付かないまま、何かを判断し行動を取れば、その行動は中心部で感じている想いに反したモノになってしまう事があるのです。

少々の誤認であれば、中心部の心は貴方に違和感という程度の感覚を与えるのみで、心は静かにしています。
でも余りにも間違った認識をされている時は、中心部の心は想いが満たされない事に苦痛を感じ訴えてくるのです。
その際の、心が必死で間違いを伝えようと暴れている刺激が、それを受け取るまいと必死に抵抗している表面部の心の層を通過して、かろうじて貴方に【不快感】という感覚で知らせてきているのです。
本来、貴方の想いは中心部で感じている事なのですから、中心部の想いに添った行動を取る事が貴方の心にとって一番自然な事で、一番ストレスのない状態なのです。

中心部の心が感じている想いがMAX10相当の強いエネルギーを持った想いだとすると、その想いを無視する為に表面部の心はMAX10のエネルギーで拒否をしているという事。  
【気付いて欲しいMAX10　VS　気付きたくないMAX10】の争いが行われているという事です。

受取拒否をしている想いは、受取って気持ちのいい想いではないのでしょう。
それを漠然と感じておられる方もいらっしゃると思います。
受取る（認識する）という事は、心全体にその想いが広がり満ちるという事でもあり、拒否したくなるのも当然です。
でも想像してみて下さい。
どんなに拒否していても、その想いは心の奥に存在し、表面に出る事も出来ず強い圧力を掛けて窮屈な場所に閉じ込められているのです。  

受取拒否を止める事は、心の中が
【MAX10　VS　MAX10】→→→【MAX10】になるという事。

心の苦痛は想いの大きさではなく、心の負担の大きさに伴っています。
今、MAX10とMAX10の二つの強いエネルギーが心に負担を掛けていますので、抵抗エネルギーを和らげ想いを受取れば、エネルギー量は半分になり、今感じておられる苦痛は半減するという事。  
強い圧力で押さえつけられていた事からの開放感も得られるでしょう。
そして、想いをキチンと受け取れば、想いに添った考えや行動を取る事が出来るようになりますし、それが【想い】を癒す事に繋がるのです。

何となく今の心の状態を感じ取って頂けたでしょうか？
今の心境はいかがでしょう。お気持ちを確認してください。

【心が訴えている声（想い）に気付いてあげたい】
【心を解放してあげたい（解放したい）】
【心が可哀想。楽にしてあげたい】

→何の迷いもなく意欲的に取り組めそうだと感じて下されば心の準備は万全です。
上手く解消して頂ける可能性は高いと思います。
→何となく不安や抵抗を感じるけど、試してみよう！と思われた方もOKです。
→イマイチ納得感がなかったり、出来るのかなぁ？と思っておられる方は、上手く出来る可能性は高くはありません。
想いを受け取る事に抵抗感が無ければ試して頂くのもOKですが、日を改めて意欲を持って頂いてから試される方が良いかもしれません。
→強い抵抗感を感じながらも、やってみたい！という意欲も強く、葛藤が生じている方は、新たな【抵抗感VS意欲】のバトルが起こっていますので、そのバトルが沈静化するまでの間に少々苦しい感覚を伴う可能性があります。
それでも意欲の方が優っているならばトライしてみられても良いと思いますが、試される中で、抵抗感の方が優勢になった場合は、その時点で無理をせず止めて頂くのが賢明です。

※抵抗感や不安感を抱きながら、【心に向き合うべき】とか【解消する為には逃げてはいけない】等という気持ちをお持ちの方は、お止めください。※
貴方の心の中は【やりたくないVSやるべき(義務感）】という負の想い同士のバトルが起こっています。
強い抵抗感に対し、義務感などの心に負担となる感情でトライなさっても、今以上に苦痛を感じて心のエネルギーを消耗するだけで終わってしまう可能性が高いと思います。
心を楽にする為の取り組みに対し、心に無理をして行うという行為は本末転倒です。
日々、心は変動していますので、日を改めて再度読み直して頂いた時には、自然に無理なく試してみようかなと感じて頂ける可能性もあると思います。
貴方には、貴方にとって最善のタイミングがあります。  


それでは心の準備の整った方に、解消法をお伝えします。

とても単純な作業です。
静かな空間の中で、楽な姿勢で体の力を抜き、目を閉じてゆったりと呼吸しながら、感じておられる不快な感覚をただ感じ続けて頂くだけです。
心に向き合うというのは、心のままに感じるという事。

【モヤモヤ】【ザワザワ】【イライラ】の感覚や、ドーンと重い感覚や、ギューッと締め付けられる様な感覚など…
貴方の感じている不快な感覚の中に漂い続けるだけです。
その感覚の原因を探そうとしたりしないでください。
何も考えないようにしてください。

感覚を味わう・感覚に浸る・感覚に身を置く・・・そんな感じです。
一生懸命に感じようとする必要もなく、ただジワ―っと感じ続けるだけです。

頭と心の両方の力を抜いて、心が訴えるままに、その感覚を感じ続ける事が上手く出来れば、潜在意識の心は貴方に何を伝えたかったのかを感じさせてくれます。

どの様な形や方法で教えてくれるのかは敢えて何もお伝えしません。
お教えした事が雑念となって、【感じる作業】の邪魔をする可能性があります。
ちゃんと感じ取れた時は、【感じ取れた】とか【これだった】と腑に落ちる感覚が得られるでしょうし、心の中の二つの意識が一致する感覚が実感として感じられはずです。
そして、それを証拠に【不快感】は消えます。

何らかの不快感が残っていたり、何となくスッキリしない【感覚】や【想い】が残ったり、あるいは【ちゃんと感じとれたのか？】と疑問を抱くようであれば、まだ心の訴えの全てを受け取り切れていないのでしょう。
ただ、全てを受け取る事までは出来なくても、受け取れた分だけは楽になった感覚を得て頂けると思います。
ご自身が納得できるまで、【心のままに感じる】を続けて下さい。

頭は思考を止めていても集中力を使いますので、何となく疲労感が出て来た時は適度に休憩をとって行って下さい。
（心身共に無理を与えない事が上手く行う為の一番の条件です）

この解消法には雑念が一番の邪魔になります。
カウンセリングの中では、その方の心に【心の想いを受け取ってくれる存在が傍にいる】という安心感を抱いて頂いている中で行っています。
初めて試される方が一人で行われる場合、心の緊張が解きづらい事もあるかもしれません。
恋人やご家族等、作業に時間が掛かっても遠慮せず、気を使うことなく、貴方にとって安心感を与えてくれる存在がおられるなら、その方に同席して見守って頂く事で、より良い結果が得られる可能もあると思います。