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■暴言や暴力行為の解消(改善)■


妻や夫、子供などに対する暴言や暴力行為について、その解決方法として世間では認知行動療法やアンガーマネジメントといった療法が適していると言われているのですが、私は基本的には心を癒す事が一番大切だと考えます。

ずっと以前、関東の某カウンセラー(A氏)から、関西に住む友人が妻への暴力について悩んでいる為、その友人のカウンセリングを私に任せたいと言って連絡を貰ったことがありました。

A氏は、その友人は本来とても温厚な人間であって、友人が妻に暴力を振ると聞いて非常に驚き、考えられない事だと言っていました。

A氏がその友人から聞いたという話は
『妻は恐妻家で、日々に数多くの言葉の暴力を受けており、その屈辱や苦痛に耐えられなくなって暴力を振るった。
一年前に一度暴力を振るった時、自分の中で二度としないと誓ったにも関わらず、また暴力を振るってしまい、その事に悩みネット等で調べると
【どんな理由であれ暴力を振るう事は許されない行為】【暴力を振るう方が悪い】といった事が書かれていて、とても辛い』
と言ったものでした。

そしてA氏は、友人に暴力行為を解消するには、認知行動療法やアンガーマネジメントが適していると伝え、関西のカウンセラーの中で一番信頼できるカウンセラーがいるから引き受けて貰えるか確認すると言って私に連絡をくれたのでした。
そしてA氏は、私から承諾を得た後、友人に私に連絡をするように連絡先を伝えたとの事でした。

A氏は私に『友人は本気でなんとかしたいと思ってる様子で、連絡すると言ってたから必ず電話を掛けると思いますから宜しくお願いします』と告げたのですが、私は掛かってこないかもしれないと思っていました。
そして、予測通り電話はかかって来ませんでした。

認知行動療法やアンガーマネジメントは、感情をコントロールする為の療法になります。
その療法を友人に勧めたということは、友人に対し、暴力行為が悪い事だから我慢する事を覚えるべきと告げたのも同じです。

日々に繰り返される妻からの言葉の暴力に耐えキレず手を挙げてしまっただけなのに、理由が何であれ暴力を振るう方が悪いと書かれている事に辛く感じていたご友人は、辛くお感じになったでしょうし、まだ自分が我慢しなければならないのかと感じ、受ける事に躊躇されたかもしれないとも思いました。

そもそも概要を聞いたのみで療法を口にする事は大きな過ちだったと私は思います。
概要のみで何かを判断出来るはずはなく、その方に尋ねる事が沢山あったはずです。

その友人の話を聞いた限りでは、その方は妻の暴言に耐えきれずに手を上げてしまったと言うことは、その方の暴力は他者を攻撃するためのものではなく、自分を守る為のものでしかないと思いました。

その為、先ずその友人には日々に耐え続けてきた心の苦痛を癒す事が必要だと思いました。
どんな言葉を向けられ、どんな想いに耐えているのか、どんな風に辛いのか、その方の苦しみがどんなものか、心の中の苦痛を吐き出して頂くことが大切で、それを聞く中で、見えてくる事があるはずです。

人は自分自身が劣等意識を抱いている事を人に指摘されると大きな苦痛を感じたり怒りを感じる為、それが原因で妻の言葉に大きな苦痛を感じてしまうのであれば、劣等意識を解消する事が必要かもしれません。
劣等意識は自分自身に烙印を押している部分で、自分の心を自分で傷付けている事でもありますので、自分にOKを出して上げられるよう心を癒す事が必要になります。

又、それだけの苦痛を受けながら婚姻を継続している理由が、もしも、何らかの考えや価値観に縛られている為に離婚が決意出来ず、その為に苦痛に耐える日々を過ごしておられるのであれば、その縛られた価値観や想い・考えを整理する事が必要になる可能性もあります。
もしも、本人が離婚したいのに出来ないと言う心理状態におられるのであれば、離婚が出来れば暴力行為についてカウンセリングする必要はないと言う事になります。

その様に詳しく話を聞かなければ、その方の問題が何処に潜んでいるのかは分かりません。

いづれにせよ、その友人は、日々に言葉の暴力を受けながら、手を挙げるのは一年に一度程度でしかなく、ずっと感情を抑えて耐えておられるのですから、強い自制心を持っておられますし、感情をコントロール出来る方と私は思いました。

その方の心が何故、暴力行為に走る程の怒りを持ってしまうのか、その原因を見ずに
【暴力行為=認知行動療法又はアンガーマネジメント】
という世の中の認識には大きな誤りがあると私は思います。

それは、日常の中で暴力行為を働いてしまわれる方に対しても同じです。
頻繁に暴力を振るうから、怒りが抑えられない人と認識してしまうのは、余りにも短略的な発想だと思います。
些細な事で怒りが爆発してしまうと言う人は、それだけ心の中の余裕が失われていると言う事ですし、それは、心が満たされていないと言うことでもあります。
その為、心を満たして頂く事が出来れば、怒りは自然に和らぎますし、無理に感情をコントロールしようとするよりも早期解決に繋がる場合が多くあります。

家族や恋人に暴力を振るう人は、幼少期に暴力を受けて来られた方が多くおられる事はご存知かと思います。
その当時に抱いておられた悲しみや寂しさ、恐怖や不安は耐え難い苦痛だったのだと思います。
その苦痛が大きく抱えきれなくなった時、人の心は怒りや憎しみの感情を生み出してしまいます。

辛い過去の記憶を思い出さない様に心の奥に封印し、日々の中で思い出さずに過ごせていたとしても、封印した想いは心の奥にマグマの様な存在として残り続けてしまいます。
封印した記憶が辛く苦しいものである程に、何年経っても想いや感情のマグマは残り続けてしまうのです。

過去の心の痛みや苦しみを癒す事は、決して大変な事ではありませんし、長い時間を要するものでもありません。
私はワークというものを用いて、当時の想いを消化していただくのですが、ワークを経験された方は皆、心が和らぐ事に驚かれ、不思議だとお感じになる程、すーっと和らげる方法があります。

心に苦痛を受けた事によって生じた問題は、苦痛を受けたからこそ、努力や忍耐で解消させるのではなく、癒す事、安らぎを得る事が心には一番必要な事なのだと思います。

一般社会では、暴力は犯罪とされていますので、自分が暴力を振るっているなどと口にする事を恐れてしまう方もおられると思います。
でもカウンセリングは、相談者の方の抱えておられる問題を解消していただく為のスペースであり、その為のお手伝いをする事がカウンセラーの使命ですので、もしも、ご家族が酷い怪我をなさる程の暴力行為がある事をお聞きしたとしても、それによってご家族の身の安全を優先にして通報するなどといった事はありません。

相談に来てくださった方はご依頼主であって、カウンセラーは、その方が抱えておられる問題を解消させる為に御用命を頂いた身ですから、その方のご家族よりも、ご本人の心をお守りするのがカウンセラーの務めですので、カウンセラー自身が身の危険にさらされた場合を例外として、与えて下さった務めを放棄して通報するなど、カウンセラーとしてあってはならない行為なのです。

もしも、お聞きしたお話から、ご家族の身の危険を感じたなら、その方が法で裁かれたり、ご家族への酷い暴力行為によって後悔の念に苦しまれる事が生じないよう、一日も早い解決を目指して全精力を注いで心をサポートさせて頂きます。

カウンセリングの中では市民に与えられた通報義務などは存在しませんし、その方とお逢いしたことも、お聞きした内容も全て世間には無かったこととして扱いますので、私は外でお逢いしても私からご挨拶する事も控えさせて頂いていますので、何も恐れずにお越しになって頂きたいと思います。



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